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第1回:受注管理アプリ|アパレル卸の「受注」をDX!外出先からのリアルタイム入力を実現

受注管理アプリ

連載:kintoneを活用したアパレルDX「アパレルの達人」

アパレル業界の「川中(卸・メーカー・OEM/ODM)」 に特化した業務管理DXシステム「アパレルの達人」の機能を、業務フローに沿ってご紹介する本連載。 

第1回は、すべての業務の起点となる「①受注管理」アプリです。

①受注管理

(※「アパレルの達人」は①〜⑦アプリを統合して提供するサービスです)

① アプリの概要:受注管理アプリとは?

「受注管理」アプリは、営業担当者が得意先(小売店やブランド)から受けた注文情報をシステムに登録するための入り口です。 

従来の紙やExcelによる管理から脱却し、受注データをリアルタイムでクラウド(kintone)に集約します。さらに「得意先マスタ」や「商品マスタ」と連携し、入力作業の自動化と標準化を実現します。

② よくある課題 (Before)

アパレル卸の現場では、以下のような課題が常態化しています。


  • 外出先の営業担当者が、展示会や商談で受けた注文を紙の伝票や手書きメモで管理している。
  • 受注内容を、帰社後に事務所のPCでExcelや既存システムへ手作業で「転記」 している。
  • 転記作業に時間がかかるだけでなく、入力ミスや二重入力が発生しやすい。
  • 事務所に戻るまで受注情報が共有されず、在庫や受注状況をリアルタイムで把握できない
  • 顧客ごとの「掛率」や「特別単価」が担当者しかわからず、業務が属人化している。

③ 導入後の解決策 (After)

「アパレルの達人」の「受注管理」アプリを導入することで、これらの課題は以下のように解決されます。

■ 「外出先から直接入力・転記作業ゼロへ」 
→ スマートフォンやタブレットを使い、営業担当者がその場で受注データを直接システムに入力できます。これにより、帰社後の転記作業が不要になり、入力ミスも防げます。
■ 「マスタ連携による入力の自動化とミスの防止」
→ 「得意先マスタ」と連携し、顧客を選択するだけで担当者情報や設定された「掛率」が自動で反映されます。また、「商品マスタ」から品番を検索すれば、SKU(サイズ・カラー)ごとの上代・下代(単価)も自動で読み込まれます。これにより、担当者の感覚や記憶違いによる単価設定ミスや適用漏れを防ぎます
■ 受注金額・粗利の自動計算
→ SKUごとに数量を入力するだけで、受注金額や粗利が自動で算出されます。
■ リアルタイムな情報共有 
→入力された受注データは、保存ボタンを押した瞬間にクラウド上で全社共有されます。バックヤード部門(商品部や管理部)は、営業担当者が事務所に戻るのを待つことなく、即座に次の「発注」プロセスに進むことができます。

→さらに、「いつ」「どこから」「なにを」「いくつ」受注したかをすべて記録します。それにより、過去の受注情報を、顧客名や品番を軸に確認することも可能になります。(受注履歴管理)

④ 関連する画面イメージ

▲受注管理アプリの入力画面。得意先マスタや商品マスタから情報を参照し 、SKUごとの受注明細を登録します。

画面イメージ例)

事前に登録したマスタ情報から、簡単に都度の受注内容の登録ができます
このように毎回転記することなく、受注入力できます。
外出先(モバイル)からでもkintoneアプリ経由で可能です。

⑤ まとめ

「受注管理」アプリは、アパレル卸業務のDXにおける最も重要な第一歩です。 アナログ管理の象徴であった「手書き伝票」と「転記作業」を撤廃し、リアルタイムな情報共有とマスタ連携による業務の標準化を実現します。

次回

次回は、こうして登録された受注データを、次の工程である「仕入先への発注」に自動で連携する「②発注管理アプリ」の機能について詳しくご紹介します。


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高橋 翔(Sho T)
株式会社プレスマンCINO(Chief Innovation Officer)/ 一般社団法人NoCoders Japan協会 代表理事/ / 情報経営イノベーション専門職大学 客員教授 / 産学研究PJ「C3F」Founder / ICP Japan Co-Founder / Futurist