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第4回:納期管理アプリ(工場の「生産進捗」を可視化し、社内情報共有を円滑に)

納期管理アプリ

連載 -第4回:kintoneを活用したアパレルDX「アパレルの達人」

アパレル業界の「川中(卸・メーカー・OEM/ODM)」 に特化した販売管理システム「アパレルの達人」の機能を、業務フローに沿ってご紹介する本連載。前回 は、「引取管理」アプリによってSKU単位の正確な発注残管理と入荷処理が実現する点をご紹介しました。

第4回の今回は、それらの業務と並行して「生産の進捗」を管理し、社内の情報共有を円滑にする「④納期管理」アプリについて解説します。

④納期管理
(※「アパレルの達人」は①〜⑦アプリを統合して提供するサービスです)

① アプリの概要:納期管理アプリとは?

「納期管理」アプリは、「発注」したデータと連携し、発注した品番ごとに各生産工程のスケジュールを管理・共有するための機能です。 仕入先(工場)から回答があった納期情報や、原料手配・縫製といった各工程の進捗状況を、カレンダー形式などで一元管理します。

② よくある課題 (Before)

アパレル卸の現場では、生産進捗の管理が属人化しがちです。


  • 工場からの納期回答を、担当者が個別にExcelやメールで管理しているため、社内での情報共有がスムーズにいかない。
  • 「原料手配」「裁断」「縫製」など、品番ごとの各生産工程の進捗状況が可視化できていない
  • 営業担当者は、自分が受注した商品の生産状況(納期)が今どうなっているのかわからず、顧客からの問い合わせに即答できない。

③ 導入後の解決策 (After)

「納期管理」アプリは、属人化しがちな「納期(進捗)情報」を一元化・可視化します。

■ 生産スケジュールの一元管理
→ 発注データからボタン一つで「納期管理」アプリに情報が連携されます。品番ごとに各工程のスケジュール(納期回答)を登録・管理でき、進捗状況がカレンダー形式などで可視化されます。
■ リアルタイムな情報共有
→ データはクラウド上で一元管理されるため、関係者はいつでも最新の進捗状況を確認可能です。
■ 顧客対応の迅速化
→ 営業担当者も、外出先からスマートフォンなどで自分の注文の生産状況をリアルタイムで把握できます 。これにより、顧客からの納期に関する問い合わせにも、事務所の担当者に確認することなく、迅速かつ正確に対応できます。

④ 関連する画面イメージ

▲「納期管理」アプリでは、生産進捗や納期といった重要な情報が、営業部、商品部、経理部、経営層など、すべての関係者へリアルタイムに「見える化」され、できます。

画面イメージ例)

納期管理アプリキャプチャー
仕入れ先からの納期回答や、入庫・出荷タイミングの日付記入で、
関係者間でスケジュール管理できます。

⑤ まとめ

「納期管理」アプリは、モノの動きを管理する「引取管理」とは別に、「生産進捗」という情報の流れを全社で可視化・共有するための重要な機能です。 この機能により、部門間の情報連携がスムーズになり 、顧客への対応品質向上にも大きく貢献します。

次回

次回は、いよいよ「引取(入荷)」が完了した商品を、得意先へ発送するための「⑤出荷指示管理」アプリについて詳しくご紹介します。


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高橋 翔(Sho T)
株式会社プレスマンCINO(Chief Innovation Officer)/ 一般社団法人NoCoders Japan協会 代表理事/ / 情報経営イノベーション専門職大学 客員教授 / 産学研究PJ「C3F」Founder / ICP Japan Co-Founder / Futurist