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ChatGPTを使ってメディアのアイキャッチ画像を生成

ECサイト運営者はSEO対策に自社メディアを運営している事も多いのではないでしょうか。自社メディア運用でネックの一つになるのがアイキャッチ画像ですよね?

フリー素材サイトなどでアイキャッチ画像を探して利用したりデザイナーに生成してもらったりするのが一般的ですが、どのサイトも同じような画像になってしまう…と悩んでいるEC担当者も多いのではないでしょうか。

今回は、ChatGPTを利用して効果的なアイキャッチ画像を簡単に制作する方法をご紹介します。

ChatGPTは文章生成や理解に優れた自然言語処理の人工知能ツールですが、今回はこのChatGPTを活用して、自社メディアのアイキャッチ画像を制作する方法を紹介します。

ChatGPTとは?

この画像はChatGPTで生成しました

ChatGPTは、自然言語処理の技術を用いた人工知能モデルの一つです。OpenAIによって開発され、テキスト生成や理解に優れています。ChatGPTは、与えられた文脈や指示に基づいて、自然な文章を生成することができます。

今回は、ChatGPTを画像生成のタスクに応用することで、手軽にアイキャッチ画像を作成することができます。

ChatGPTを使ったアイキャッチ画像の手順

この画像はChatGPTで生成しました

まずは、ChatGPTにアイキャッチ画像の作成を依頼します。試しに例として、以下のようなプロンプトを入力してみましょう。

ChatGPTを使ったアイキャッチ画像生成のプロンプト

ChatGPTさん、こんにちは。ブログのアイキャッチ画像をお願いします。

ブログの内容:楽して痩せる方法
特徴:女性がダイエットをしている絵
雰囲気:優しくてシンプル
サイズ:16対9

イメージに合った魅力的な画像を提案していただけると嬉しいです。

GPTの出力

ブログ「楽して痩せる方法」のアイキャッチ画像を作成しました。この画像は、優しくてシンプルな雰囲気の中で、女性がダイエットに取り組む様子を表現しています。16:9のサイズでブログのヘッダーにぴったり合うようにデザインされています。どちらの画像もブログの内容と雰囲気に合わせて選んでいただけると幸いです。

生成されたアイキャッチ画像の修正依頼をGPTにする

ChatGPTが提案したアイキャッチ画像が完璧でない場合は、修正を依頼します。具体的な指示を出して、修正を要求しましょう。

なお、ChatGPTはよく以下のようなアメコミ風の画像を出力します。

この画像はChatGPTで生成しました

アメコミ風の画像を回避するためには「シンプルな」「優しい」などのイメージキーワードを追加して修正してもらいましょう。

この画像はChatGPTで生成しました

こちらの画像は「優しい」を追加して生成しなおしてもらったものです。だいぶ使いやすくなりましたよね。

最後に、提案されたアイキャッチ画像が気に入れば、それをダウンロードしてECサイトやSNSで活用します。

ですが、ChatGPTが出力するアイキャッチ画像はwebp画像のためwordpressを筆頭に多くのCMSでは対応していませんので、その場合はネットで「webm jpg 変換」と検索して画像を変換して利用してください。

なお、png画像やjpg画像での出力も依頼しましたが対応してもらえませんでした

ChatGPTで生成した画像に入っている文字崩れについて

ChatGPTで画像を生成すると、文字くずれが起こる場合が多々あります。生成された画像内に文字があるとスペルが違っていたり、ぐちゃっと読めない文字になっていたりします。

ChatGPTの画像生成は文字に弱いので、GPT内で直すのは難しいため、文字抜きで生成して後で自分で足すのが今のところ一番最適な解決策です。

ChatGPTを活用したアイキャッチ画像の利点

この画像はChatGPTで生成しました

アイキャッチ画像作成の効率化

今までフリー素材やデザイナーへ生成依頼を利用していたものも、ChatGPTを使えば、手軽にアイキャッチ画像を作成できます。制作時間の短縮にも役立ちます。

クリック率の向上

ChatGPTはオリジナル性のある画像を生成してくれるため、上手に画像生成ができると、クリック率や閲覧数の向上が期待できます。

自分では考えられないデザインを作成してくれる

ChatGPTは多様なアイデアを提供してくれるため、創造性に富んだアイキャッチ画像を制作できます。自分では考えられないデザインを作成してくれるのもChatGPTの良さであり特徴です。

デザイナーでなくても画像を生成できる

今までメディア運営をするには文章を書くためのライター、アイキャッチ画像を生成するデザイナーと両方必要でしたが、文章を書ける人が一人いればアイキャッチ画像はChatGPTが生成してくれます。

もちろん慣れるまでは思い通りの画像を生成してくれない、常にwebp形式で出力されるため変換が面倒、などのデメリットもありますが大幅なメディア運営陣営の経費削減となります。

ChatGPTを使ってメディアのアイキャッチ画像を生成まとめ

ChatGPTを活用して、自社メディアに役立つアイキャッチ画像を手軽に制作しましょう。なんといってもデザイナーでなくてもアイキャッチ画像を生成できてしまうところが一番の魅力です。

思い通りの画像を出力するには、具体的なプロンプトを提供したり、何度も修正を重ねることでより良い画像を生成することができます。是非、ChatGPTでアイキャッチ画像を作ってみてくださいね。

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