百貨店の売場が縮小していく中で、この先どう販路を広げていけばいいのか。あるアパレルメーカー様と実際にお取り組みした自社EC立ち上げのプロジェクトから見えてきた、進め方のポイントをご紹介します。
💡 Skettoとは?
株式会社プレスマンが提供する、EC・Web・DXプロジェクトの伴走支援サービスです。現場で培ったノウハウをもとに、プロジェクト課題をチームメンバーとして全力でサポートします。大手EC・アパレル・食品など、さまざまな業種のプロジェクト支援実績があります。
この記事でわかること
- 百貨店販路が縮小する中で、自社ECへの多角化が必要とされる背景
- EC知識ゼロ・コストをかけられない状態からの立ち上げでつまずきやすいポイント
- ノーコードツールを使い、ミニマムに自社ECを始めるという考え方
- サイト構築から集客まで、新規販路確立の具体的なステップ
百貨店依存からの脱却が、今求められる理由とは?
なぜ今、販路の多角化が重要なのか
百貨店やアパレル専門店といった実店舗チャネルは、長年アパレル業界にとって主要な販路でした。しかし店舗数の縮小や消費行動の変化により、店頭だけに依存した販売体制はリスクを抱えやすくなっています。自社ECは、こうした環境変化に対応しながら、ブランドが直接顧客とつながる新しい収益の柱になり得るチャネルです。
自社EC立ち上げで直面しやすい2つの壁
実際にご一緒したプロジェクトでも、最初に立ちはだかったのは次の2つの壁でした。
- EC知識・専任担当者がいない:卸売中心で事業を展開してきたため、社内にEC運営のノウハウを持つ人材がいない
- 最初からカスタム構築すると費用がかさむ:本格的なシステムをゼロから作ろうとすると初期費用も期間も大きくなり、なかなか一歩を踏み出せない
この2つが重なると、「ECをやりたいが動けない」という状態が長く続いてしまいます。
自社EC立ち上げの具体的な進め方
ステップ1:現状の課題整理と目的の明確化
まずは「なぜ自社ECに取り組むのか」を整理するところから始めます。百貨店販路の縮小への対応なのか、新規顧客層の獲得なのか、目的によって設計すべきEC戦略は変わってきます。
ステップ2:ノーコードツールでミニマムに始める
EC知識がなく、コストもかけられない状態からのスタートだったからこそ、私たちが提案したのは「最初から作り込みすぎない」という方針でした。BASEやSTORES、カラーミーショップといった、短期間・低コストで立ち上げられるノーコードのECツールを活用し、まずは最小限の構成で公開することを優先しました。ゼロからカスタム開発するのではなく、既存の仕組みに乗ることで、立ち上げのハードルを大きく下げることができます。
ステップ3:SNS・広告による新規顧客獲得
サイトを公開しても、集客の仕組みがなければ売上にはつながりません。SNS運用や広告出稿、キャンペーン企画・運営など、認知拡大から購買につなげる導線を、運用しながら段階的に整えていきました。
| ステップ | 主な取り組み | ポイント |
|---|---|---|
| 現状整理 | 目的の明確化・課題の棚卸し | 卸中心の体制からの転換ポイントを把握する |
| サイト構築 | ノーコードツールでミニマムに公開 | 作り込みすぎずまず公開することを優先する |
| 集客・販促 | SNS運用・広告出稿・キャンペーン企画 | 運用しながら効果を見て改善していく |
現場から見たポイント
伴走担当
最初から完璧なサイトを作ろうとすると、公開までに時間もお金もかかってしまいます。「まず出してみて、反応を見ながら育てる」という進め方に切り替えていただいたことが、結果的に一番のスピードアップにつながったと感じています。
よくある質問(FAQ)
EC知識がまったくなくても始められますか?
はい。専任担当者や知識が社内にない状態からのご相談も多く、そうした状態からの立ち上げをサポートしています。
最初からカスタムでサイトを作らないと、後で困りませんか?
まずはノーコードツールでミニマムに始め、事業の成長に合わせて必要な機能を後から拡張していく進め方が可能です。最初から作り込みすぎないことが、結果的に早く・安く始めるポイントになります。
百貨店との取引は続けながらECを始められますか?
はい。百貨店販路をやめるのではなく、並行して自社ECという新しいチャネルを育てていく進め方が一般的です。
ノーコードツールにはどんな種類がありますか?
BASEやSTORES、カラーミーショップなど、短期間で立ち上げられるサービスがいくつかあります。事業規模や商品数、将来的な拡張性に応じて適したツールを選ぶことが重要です。
まとめ
百貨店依存からの脱却は、一朝一夕にできるものではありません。ですが、ノーコードツールでミニマムに始め、運用しながら育てていけば、自社ECは着実にもうひとつの販路として育っていきます。「何から手をつければいいかわからない」という段階でも、まずはお気軽にご相談ください。
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